活動レポート
  • ホーム
  • >活動
  • >「経営課題としての生物多様性を考える」 中同協環境経営委員会
2024.03.22

「経営課題としての生物多様性を考える」 中同協環境経営委員会

開催日時:
2024/02/21(水)
会場:
Zoom
報告者:
講師:大阪大学大学院法学研究科 教授 大久保 規子 氏
文責者:
事務局 橋本

2月21日、中同協環境経営委員会の勉強会がオンラインで行われました。テーマは「生物多様性」。大阪大学大学院法学研究科教授の大久保規子氏の講演から学びました。

生物多様性の問題は、企業経営とは縁遠いもののように感じます。しかし世界経済フォーラムの作成した「グローバルリスク報告書2023年版」では、今後10年の世界規模で最も深刻なリスクの4番目に上げられ、天然資源危機(6番目)、大規模な環境破壊や災害(10番目)よりも上位に位置付けられています。

生物多様性が失われると、現在の私たちが享受する生活が維持できなくなります。温暖化でミツバチの繁殖が滞り、ハウスなどで受粉に影響をきたすのはその一つの現れです。
実は人間も生物多様性の中の一つです。世界では、「自然の権利」を法的に認める国や地域が出ています。

日本でも「生物多様性国家戦略2023-2030」が閣議決定されました。今後、事業活動にも少なからず影響を及ぼすと思われます。まずは生物多様性に関心を持ち、ご自分の生活や事業活動にどんな影響があるのか考えてみてはいかがでしょうか。

(記:事務局 橋本)