2024.03.22
ちょっとした話➀ 国内初のEUへの国産牡蠣輸出 クニヒロ(株)(尾道支部)
尾道支部
広報部
同友ひろしま
活動レポート
その他
- 文責者:
- 事務局 橋本
カキ加工のクニヒロ㈱(新谷真寿美社長、尾道支部)は昨年2月、広島県産の冷凍殻付きカキを東京・羽田空港からフランスに初輸出。正式に7月に冷凍船便輸送を使って輸出しました。国産カキのEU輸出は初めての事例です。
同社は、将来的な国内市場の縮小と海外へのグローバル化を見越して、2008年頃から輸出に着手しました。牡蠣は、世界的には季節にかかわらず生で食べる習慣が多いのですが、牡蠣フライやスチーム牡蠣等、加熱して食べる日本の食文化をアピールしています。
輸出商社各社と包括的に取り組むだけでなく、自社で直接輸出に取り組むことで、現地での商品の評価や消費動向等様々な情報を得ることができ、新商品開発へと繋げています。
同社は輸出先国の求める衛生基準を満たす為の国際的な認証であるFSSC22000の他、ハラル認証、EUHACCPも取得しています。
新谷社長は「インバウンド及び海外の展示会等を通じて日本の牡蠣の食文化を広めていき、加工品を含めた牡蠣商品の拡販を図っていきたい。国際認証の取得により、現在のアジア中心のマーケットから全世界へ輸出展開していきます」と語っています。
(記:事務局 橋本)