2024.03.04
ほっと一息 「町から町へ」 中①地区会 (株)オキデザイン 沖 宣行
広島中支部
広報部
私には趣味がない。キャンプもしないし、車やバイクに興味がないし、ゴルフもしない。最近ではお酒も飲まないときて、いよいよ何が楽しくて生きてるの?と言われそうだ。
仕事が趣味です。というと、ちょっとかしこまってしまうが、仕事柄、広島のさまざまな場所へ行く。最近では九州や東北まで出かけることもある。東京も3ヶ月連続で行っている。
そういえば、町を歩くのが好きだ。前職は情報誌を作っていたので、広島県のほとんどの町に行った。町にはそれぞれ特色があり、生活がある。町の成り立ちでお店や建物が変わってくる。
最近では、チェーン店が並び、どこに行っても変わらない風景じゃないかと言う人もいるが、大通りから一歩中に入ると古くからある商店街や立派な町屋を見つけることが出来る。ずっと人が生きてきて、変わらずある風景。それが、とても愛おしい。
先日、東広島市の安芸津に仕事で行った。安芸津の駅前は2018年の西日本豪雨で本当に何もなくなってしまった。ただ、駅の横に日本一小さな歓楽街を見つけた(私が勝手に言っている)。上にかかる看板が素敵だ。3軒しかない歓楽街だが、昔から安芸津駅に降りた人たちの憩いの場だったと想像がつく。
今度は夜に来て、ノンアルコールビール片手にスナックのおばちゃん(多分おばちゃん)と語りたいと密かに楽しみにしている。