活動レポート
  • ホーム
  • >活動
  • >中支部同友ベストプロ紹介 第9回 アーデザインスタジオ 秋本 正之 氏(中③④地区会)
2024.02.05

中支部同友ベストプロ紹介 第9回 アーデザインスタジオ 秋本 正之 氏(中③④地区会)

商業施設の企画デザイン設計のプロ

アーデザインスタジオ  代表 秋本 正之 氏(中③④)
プロフェッショナル分野:商業施設の企画デザイン設計
創業:2001年
主な取引先:直接クライアント・広告代理店・建設業・内装業・コンサルタント・家具メーカーなど

大学卒業後、商業施設の内装会社に入社。大阪、東京、故郷である広島へ転勤となり、2001年にデザイン事務所を設立し独立。
業務内容は「商業施設の企画デザイン設計」。ここ近年は、デザインのクオリティーを求められる時代となり、グラフィックデザイナー・パーサー・マーケティングリサーチャー・建築設計者などとのコラボが多い。
秋本氏のようにマネージメントしながら設計・企画・管理ができる人は少ないとのことで、競合は少ない。依頼は全国からあり、長期物件になれば専門家チームでプロジェクトを作って対応するそうだ。

一番数が多いのは、図面を書く仕事。やはり、施主からの直接依頼で行う仕事が楽しいという。また、商業施設ではない観光列車や橋のデザインなど、今までかかわったことのない仕事を行うのも新鮮でやりがいがあるそうだ。

コロナ前は飲食の人たちが海外に進出する際の店舗の設計図を英語、中国語、日本語の3か国語で書いたということもあった。その後、コロナで飲食の仕事がなくなった時には、コロナに強い業種のドラッグストアー、食品、ホームセンターなどの仕事に関わったそうで、これは、大いに助かったそうだ。

とにかくまじめにちゃんとやっていれば仕事はついてくると秋本氏。

ただ、飲食など商業施設の企画デザイン設計をしていて悲しいのは、この店舗の業界というのは、流行り廃りが早く、商品がどんどん変わり、数年で見せ方も売り方も変わってしまう。店舗を5.6年で改装したり店自体が無くなってしまうということもある。オープンして3か月、1年、3年で採算が合わなかったらやめてしまうからだ。これは秋本氏でもどうしようもない。

東京オリンピックの時はオリンピック関連の仕事が多かった。70歳になった現在も、仕事は楽しく、身体がついていく限り続けたい。妻にも働けと言われるしね(笑)。私たちが取材に訪れた際にも、とても楽しそうに仕事のことを語ってくれた。

同友会の仲間では中②の「ちから」さんがお客さんだそうだ。他には同友会にはいらっしゃらないようで、是非他の方ともお付き合いを広げていきたいと秋本氏。

ちなみに、オフィスは東区尾長西の瀬戸内高校のすぐそばにある自社ビルの1階。オフィスの隣には秋本氏が店舗をデザインしたチョコレート店があり、おいしいと評判で行列のできるお店だそうだ。とても素敵な雰囲気である。

取材
中③④ (株)楠木工業 石田 敏也
中③④ 安芸法律事務所 櫻河内 章悟
中①  (株)ライフアンドマネークリニック 髙橋 佳良子