2024.05.07
ほっと一息 「春の宮島~桜に誘われて~」 中③④地区会 ひとつ麦 代表 吉原幸子
広島中支部
広報部
春の宮島は、花に満ちています。
ヤブツバキが咲き、馬酔木(あせび)が咲き、サカキ、ヒサカキ、シキミの花が咲くと、まもなく桜が開花します。
この時期、島は独特の花の香りに包まれます。
私はこの香りをかぐたび「春が来たな」とわくわくします。
毎年3月17日あたり、最初の山桜が咲き始め、早い年には満開を迎えることも。
すると山の香りに桜の香りも加わって「宮島の春の香り」となります。
桜にはいくらか種類があり、山桜、シダレザクラ、ソメイヨシノ、八重桜の順で咲いていきます。
開花の時期もまちまちなおかげで、およそ一か月ほど楽しめます。
2024年については、3月17日から開き始め、ソメイヨシノについては4月10日頃まで楽しめました
気になる方は、宮島観光協会の4月12日のInstagramの投稿をご覧ください
見事な桜吹雪の動画が公開されています
今年の2月から、正式に宮島に店舗を構えて着物の着付の営業を始めました。
忙しい日々ではありますが、生まれ育った島の香り、心地よい風、鳥や鹿の鳴き声に季節を感じ、癒されながら展開しています。
桜の開花する4月頭には、赤いもみじの花も咲き、もみじ谷もまた甘い香りに包まれます。メープルシュガーというものがあるように、もみじの仲間には僅かながら糖分があると聞いたことがあります。花というより、新芽から香るように感じます。
こちらの香りも新緑と共に、心を和ませてくれます。命の躍動を感じる春のレポート。いかがでしたか?
是非来年は「小さな春」を探しに宮島をお訪ねくださいませ。
記:ひとつ麦 吉原幸子