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2024.04.25

「2+1回の挫折と決断~8年に1度の大型アップデート~広島東支部南④地区会

報告者:vernal LLC CEO CTO 香林 信一 氏

日 時:2024年3月14日(木)18:30~21:00
場 所:ひと・まちプラザ
参加者:50名(内オブザーバー4名)

南④地区会、今期最後の例会となった3月例会では、斬新なアプローチを試みました。
それは会場のレイアウトです。通常はグループごとに机を配置し、参加者はスライドや用意された資料を見ながらメモを取り報告者の話を聞きます。しかし今回はあえて机をなくし、椅子のみシンプルなレイアウトにしました。スライドも使わず、ホワイトボードを報告者の横に置くのみ。
狙いとしては報告者と参加者がより近い距離で直接的なコミュニケーションを図ることで、より深い理解と共感を得られる場を目指しました。

報告テーマは「2+1回の挫折と決断~8年に1度の大型アップデート」
ITのプロであり、総務委員長としても大活躍されておられる香林さん。そんな「できる男」香林さんにも挫折と呼べる大きなターニングポイントが3つありました。
2つはサラリーマン時代。ひとつは経営者になってからの挫折です。

今では信じられませんが、香林さんにも社会人になりたての時に「無能」だった時代というのがあったんです。
偶然の出会いから未知の「システムエンジニア」という道を歩むことになり、パソコンは漠然と好きだったものの専門知識の無い状態からのスタートだった香林さん。
その為、いわゆる「仕事ができない社員」という時代があり、そこで最初の挫折を経験されます。
「本を読みなさい」「パソコンを壊れるほど触りなさい」などの上司や先輩からのアドバイスを素直に実行し、その挫折を見事に克服されました。
それからひたすらコンピュータと向き合う日々が続き、社内での競争や駆け引きに心くじかれ二度目の挫折を経験されます。

「本当に自分がやりたいことって何なんだろう」とひたすら自身と向き合い、導き出した答えは「パソコンが苦手な人が便利にパソコンを使える喜びを感じてもらえるお手伝いがしたい。そしてその人の喜ぶ顔がみたい。」でした。
そんな夢を叶えるために香林さんは独立し、経営者としての道を歩み始めます。

様々なお仕事をされるなかで、取引先も2社から4社に増え、順調に進んできたかにおもえました。しかしそれ以上の広がりを作ることができず、最後の挫折となる「ひととのつながり」という壁にぶち当たります。
そんな折にPTAや同友会に参加したことで「人の輪」が広がっていきました。
加藤至心堂の加藤さんとの出会いも大きなターニングポイントとなり、お二人で合同会社バーナルを立ち上げ今日に至ります。

そんな香林さんは新たな出会いやつながりを求めて南④地区会から巣立たれます。
他地区会に行かれる香林さんの背中をみんなが精いっぱい応援する、そんな姿が南④地区会にはありました。
年商10億円という目標に向かってこれからも成長を続けられる香林さん。これからも目が離せません。

記:(株)データコーポレーション 藤田 尚志