中⑨地区3月例会『社長の学校』~何をしていいか分からない…悩める経営者が変わった指針書とは~広島中支部中⑨地区会
3月例会報告者の藤田氏は、21年経営フォーラム分科会・支部例会など様々なところで報告され、福山支部の「経営者大賞」を受賞されています。しかし、社長就任したされた時から決して順風満帆ではなくさまざまな課題に直面。「どうしていいかわからない」「何を改善すればいい」問題をクリアする上で必要不可欠となった経営指針の作成から、どのように社員と取り組み、課題解決へと繋げたか。そんな藤田氏に経営指針実践による変革を語っていただきました。
■報告者 福山支部 (有)シャルダン商会 藤田哲也 氏
■テーマ 『社長の学校』~何をしていいか分からない…悩める経営者が変わった指針書とは~
■日時 2024年3月19日(火) 18:30〜21:00
■場所 TKPガーデンシティ広島 ダイヤモンドホール
■参加者数 54名(内他地区・オブザーバー17名)
3月19日(火)に広島中支部中9地区会『社長の学校~何をしていいか分からない…悩める経営者が変わった指針書とは~』を実施。有限会社シャルダン商会、藤田哲也氏に報告頂きました。
先代社長である父は、企業の現状を維持することに意義を見出していましたが、当時の藤田氏の想いとしては「なぜ、もっとやらないんだろう?」という疑問を抱いていました。シャルダン商会に入社し父との思いの違いからぶつかるばかり・・・そんな中で父の死去により急遽社長の座に就くこととなりました。
これからは「好きにできるんだ・・・」という想いで経営に取り組みます。そんな中社員による大きな事故に見舞われ「どうしたらいいんだろう?」「何をしたらいいんだろう?」と苦しむ中、同友会に入会。そこで得た先輩経営者からのアドバイスを即座に実践。周りの経営者は皆、経営指針書がある・・・なら作ろうと指針書作成に取り組みます。そして指針書を基に経営を実践していきます。指針書を社員と共有する過程で、社長だけが勉強していてもダメだ、「社員と一緒に勉強しなければ意味がない」と社員との勉強会を年間スケジュールに組み込みました。これにより、社員との共通認識をもつことができました。その土台の基に運送業から倉庫業、賃貸業、そして建設業(重量とび)へと隣接異業種に進んでいます。
どれだけ良い指針書を作成しても、実践しなければ意味のない物なのだと語られておりました。本日の報告を受け、指針書に関心のなかった会員も、自らの指針書作成に取り組む意欲をもったようでした。指針書を作成すること、そして実行力が何よりも大切だと気付かされた例会でした。
記:(有)渺 山根 鉄平