退職のご挨拶 国広昌伸

私事で恐縮ですが、去る3月末をもって広島県中小企業家同友会の事務局を退職いたしました。
　1976年、新卒で広島同友会の事務局員に採用されました。たまたま学生の時、中小企業論をかじっていたことがご縁の一つかとも思いますが、右も左もわからない若造を会員の皆さんは暖かく見守ってくださり、道を大きく踏み外すことなく同友会運動の一端を担い、充実した48年間の事務局人生を過ごすことができました。これも、皆さまのご支援の賜物です。本当に有り難うございました。
　60歳で事務局長、65歳で専務理事の任を解いていただきましたが、昨年10月の広島同友会創立50周年記念誌の発行を援助せよとのことで、「広島同友会の50年の歩み」の執筆を担当しました。これは私の事務局人生を振り返ることともなり、充実した時間を過ごすことができました。
　広島同友会はすでに、次の創立100周年に向けて、中小企業憲章の具現化の歩みを始めようとしており、中小企業が日本経済の主役としてその力を発揮できうる環境づくりに邁進されますことを心から願っています。
　長い間、ご指導いただき有り難うございました。紙面で恐縮ですが、退職の挨拶にかえさせていただきます。