第54回中小企業問題全国研究集会in三重~全国から1145名が参加
- 開催日時:
- 2024/03/07(木)~2024/03/08(金)
- 会場:
- 津市
- 文責者:
- 事務局 井谷
■広島同友会から51名が参加
3月7日~8日にかけて三重県津市で開催されました。今回のテーマは「結束・加速・ReBorn~理念実現のため激動時代の潮流に乗れ~」。大きな時代の転換期の中にいる中小企業は、物価高騰、人不足、賃上げ等の難局をいかに乗り越えていくか。初日はそのヒントとなる学びの場として情勢認識、経営指針、人を生かす経営の実践、環境経営とSDGs、デジタル化、市場創造など12の分科会で報告やグループ討論から学びました。
第4分科会は広島同友会が設営しました。「もがきながらの新卒採用・社内改革・社員教育~みんなの経営指針書ストーリー~」のテーマで、㈱アイ・エム・シーユナイテッド代表取締役の今津正彦氏(広島北支部)が報告しました。
■人を生かす経営の総合実践を
2日目は広浜中同協会長の挨拶で始まり、一見勝之三重県知事、前葉泰幸津市長の来賓挨拶と続きました。㈱アクアイグニス代表取締役の立花哲也氏による記念講演「食とDXによる地方創生」では壮大なビジョンとそれを実現させた行動力が示されました。
閉会挨拶では中山中同協幹事長が、広浜会長が言われた通り、同友会運動が向かっている新しいステージにふさわしい研究集会だった。また、いくつか投げかけたいとし、各社はビジョンをどれだけ鮮明に描けているか。労働環境の整備はもちろん、採用環境は整備されているか。地域づくりが経営指針に位置付けられているか。自社は地域になくてはならない地域資源になるために、地域課題を自社経営の燃料に変えて走り続けているか。変化が大きいほど新たな市場が生まれていると認識できているか。激変の時代だからこそブレない軸である経営理念が社員の腹に落ち、その上で、時代の変化に合わせて自社を大胆に変えていこう、と締めくくりました。