ひろしま経営指針塾 同窓会例会 開催! 早速発表した7期生と実践中の1期生が報告
- 開催日時:
- 2024/04/16(火)
- 会場:
- ひと・まちプラザ
- 人数:
- 16名
- 報告者:
- エス・エス・アロイ(株) 代表取締役 菊池 光太郎 氏(東広島支部・7期生)、 新日本建設(株) 代表取締役 村上 真一 氏(広島東支部・一期生)
- 文責者:
- 事務局 青芝
ひろしま経営指針塾では、修了生の実践交流と学びの場として「同窓会例会」を開催しています。今年は4月16日(火)に広島市内のひと・まちプラザにて開催しました。以下、報告要旨をご紹介します。
菊池さんの報告 「俺の会社」から「みんなの会社」へ
2代目社長で代表になって23年の菊池さんは、仕事の承継が課題だと感じていたそうです。後継予定の人に「魅力的な会社にしてほしい」と言われ、どうしたらいい会社にできるか考えていたところ、指針塾に誘われ参加したとのこと。
「会社で、指針書は会社のみんなで幸せになるための設計図だと伝えました」と菊池さん。1年前から準備をして、「よい会社になろう」とみんなを誘ったところ、社内で多くのアイディアが出て、社内定例会が始まり、経理を公開。新たに一緒に働く仲間を4人採用。 菊池さんが指針塾などを通してまとめた経営指針書は2月に指針塾発表会で発表。4月に社内発表すると決意。3月に入って会社のみんなが見られるところに経営指針書のデータを置き、「見ておいて」と伝えて、意見を聞き、手直しもしたそうです。
「同友会の仲間に聞くと、発表会のスタイルはさまざま。私は、協力会社と同友会の仲間にもお声かけしました。結果、社員10名、協力会社5名、同友会会員5名で発表会開催にこぎつけました。受付や会場設営など社員さんにも担当してもらったところ、みんなが主体者となって取り組んでくれて、とても感動しました」とのこと。
「実際に発表してみて、本当に良かったなと思いました。今後、稼げる指針書にするにはどうしたらいいか、指針書にのっとって稼ぐにはどうしたらいいか、5月以降の社内会議でPDCAを回していきたいです」と締めくくられました。
村上さんの報告「経営指針成文化セミナーで学んで実践中」
自身が取締役社長になるにあたり、社員さんから「どういう会社にしたいか」と聞かれて答えられなかった村上さん。どうしたらいいか同友会事務局で相談したところ、経営指針セミナーを紹介されます。福岡同友会の経営指針成文化セミナー(あすなろ塾)受講を皮切りに、広島中支部、東支部、呉支部などの経営指針講座に参加して勉強を続け、第一期ひろしま経営指針塾も迷わず申し込み修了。現在も経営基礎講座を中心に経営指針に関わり続けているそうです。
経営理念はもともと5つにまとめていたそうですが、あすなろ塾で出会った福岡の先輩会員から「六つめの項目を追加したらもっと良くなるよ」とアドバイスをいただいて付け加えたもの。こういうアドバイスは先輩会員ならではで、ありがたかったそうです。
その頃から、長期ビジョン、中期ビジョンを掲げ、それらをもとに単年度方針を策定。ビジョンの中にはすでに達成したものもあるとのこと。
個別の重点方針には、特にクレームトラブルについて、数が多い上位三つを選んで毎年方針化して対応。すると、課題が解決できて必ずよくなるそうです。
指針書の見直し・策定は社内で計画化しており、分担。担当の社員さんも「そろそろやらなくちゃ」という感じで日常業務になっているそうです。
指針を作ったら発表して実践あるのみ!
お2人の報告を聞いてグループ討論では、「素直に学んで実践するとどんどんよい会社になるのを目の当たりにした」「社員さんを巻き込んで、一緒につくるのが当たり前になると自分のものになる」「負けないように実践したい」「サポーターとして指針塾に関わり続け、学び続けるのも大事」等の発言がありました。
「もっとよい会社にしたい」会員のみなさん、第八期ひろしま経営指針塾を今年も開講予定です。一緒に「よい会社」「よい経営者」「よい経営環境」めざして一歩を踏み出しませんか?ご参加おまちしております。