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2024.05.23

「危機に直面しても大事なことは」呉支部広西地区会

開催日時:
2024/03/13(水)~2024/03/13(水)
会場:
同友会呉事務所
人数:
27名(オブザーバー1名)
報告者:
菅原汽船(株) 菅原 勝利 氏
文責者:
クレール法律事務所 平岡 達也

今月の例会は菅原汽船(株)代表取締役で、広西地区会の地区会長である菅原勝利氏が報告者となり、経営体験報告を行いました。
この3月をもって2年の任期を終える菅原さんの報告に、多くの参加者が集まりました。
この3月をもって2年の任期を終える菅原さんの報告に、多くの参加者が集まりました。
菅原さんの報告を聞いて、誠実さを大事にしているということが最も印象に残りました。思い返せば、菅原さんは私のような若輩者を相手にするときでも、偉そうにされることがなく、同友会の活動においても、真摯に取り組まれている姿をみていたので、日頃の経営においても大事にされているのだなと思いました。

そして、為替などの外部要因によって業績が大きく左右される海運業だからこそ、人としての誠実さがより強く求められるのかなとも思いました。菅原さんも、喜望峰の会という全国から400人もの方が参加される海運業界の勉強会に出席し、外航船へのチャレンジするようになった経緯や、過去に事業が危機に陥りそうになったときにも多くの人に助けられたという話をされていました。
業績の変動が大きい業種でありながらも従業員を大切にされるという経営姿勢は、戦後に海運業を始められたお父様やお母様の教えが身にしみているからだということでした。
現在では、船員の多くは外国人になったということですが、当時は、外国人を雇うわけにもいかず、船員さんと喧嘩などしてしまうと船を出すことができず、大変苦労されたそうで、船員さんあっての海運業だという話をしきりにされていたそうです。 様々な危機に直面する時代だからこそ、経営や社員や取引先の方といった人達に誠実に向き合うことが大切だという基本に立ち返ることのできた例会となりました。