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2024.08.22

「成長への道、道は無限にある!〜血は争えん 5業種に挑戦した一家の物語〜」広島東支部東地区会

開催日時:
2024/07/17(水)
会場:
ひと・まちプラザ
人数:
51名(内オブ8名)
報告者:
(有)安芸企画 森光 良彦 氏
文責者:
(有)千幸堂 赤座 正樹

森光氏は1990年、父親と兄とともに安芸企画を設立。主に住宅工事現場への仮設トイレの設置・撤去と仮設足場の組立・解体を手がけてきました。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。 発表では、安芸企画が挑戦してきた5つの業種について詳しく語られました。1つ目は父親が2008年に始めたフィリピンパブ。しかし、風営法の許可が取れず半年で閉店。

2つ目は森光氏と弟が2009年から3年間取り組んだ市の火葬場の指定管理業務。3つ目は弟が2011年から始めたカラオケスナックと居酒屋経営。4つ目は2017年に森光氏が個人で挑戦した回転寿司店。そして5つ目は森光氏が2020年から始めた足場工事に関連したボーリング工事です。
これらの挑戦の中には失敗も多くありましたが、森光氏は「この経験は大変なことばかりでしたが、無駄ではなく全て今に繋がっている」と振り返りました。特に回転寿司店の経験は、わずか2年で幕を閉じたものの「人生の中で特に中身の濃い学びの多い2年間だった」と語りました。

2020年、突如として兄から社長の座を譲られた森光氏。それ以来、新生安芸企画として再スタートを切り、過去最高売上を達成するまでに至りました。現在は日本人職人7名、外国人技能実習生5名を含む総勢19名で事業を展開しています。

森光氏は最後に、「ダイバーシティ」と「インクルージョン」の重要性に触れ、多様な人材を活かすことで組織の競争力を高める取り組みの必要性を強調しました。また、売上を増やすための方策として、関連性のある職種での事業拡大や新たな職種への挑戦、M&Aなどの選択肢を挙げました。
「じっくりリサーチすることの重要性」を学んだという森光氏。同友会の仲間たちとの交流を通じて得られるアドバイスの重要性も強調しました。それを受けて「自社の事業展開について」をテーマにグループ討論を行いました。
「この先40年・50年と我が社が継続、発展していくために皆さんとともに、成長していけるよう、日々精進していきたい」という言葉で締めくくられた今回の発表は、参加者に大きな刺激を与えるものとなりました。