2024.09.24
ちょっとした話①「2024全国事務局員研修会に参加」
同友ひろしま
活動レポート
その他
- 開催日時:
- 2024/08/08(木)~2024/08/09(金)
- 会場:
- ANAホリディ・イン金沢スカイ ほか
- 人数:
- 25名
- 報告者:
- 多田屋 代表取締役社長 多田 健太郎 氏、ほか
- 文責者:
- 事務局 保田
2024年8月8日、9日、全国事務局員「学びと成長」研修会が開催されました(中同協、11同友より研修生25名参加)。
2日目のオプションツアーでは、石川県七尾市の和倉温泉「多田屋」へ訪問し、令和6年能登半島地震の被害を受けた館内を見学しました。
多田屋は明治18年創業、今年で139年目を迎える温泉旅館です。露天風呂から日本海の見える開放的な立地の館内は、床板が崩れている箇所があり、庭の地面が70センチ以上もずれ落ちるなど、修復にはかなり時間のかかる状態です。
多田屋 代表取締役社長 多田 健太郎 氏より、和倉温泉地帯の復興に向けて報告をしていただきました。多田氏は、災害が起きた際、スタッフに何を一番に優先させるかを聞かれ、お客様の安全を最優先に行動することを決めました。そして、現状と今後の流れとして2年後まで行動計画を社員に共有しました。住む人が未来を描ける地域として、教育と暮らしを充実させることが大切だと考えます。今後は、開放・回遊型の観光地として、泊食分離と長期滞在型の取り組みを計画しています。旅館同士の連携を通して、共同送迎EVバスを取り入れるなど、地域の連携へ繋がる活動も考えられています。
復旧ではなく復興を目指し、以前よりも良くできるところは良くしていこうと前向きな姿勢で取り組まれていました。和を以て倉を為す、温泉地の生き方改革が始まっています。
社名:和倉温泉 多田屋
創業:1885年
社員数:65名
会社概要:旅館業
https://tadaya.net/