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2024.09.26

「子どもたちの未来を守るために」呉支部環境経営&地域内連携推進委員会

開催日時:
2024/08/01(木)
会場:
同友会呉事務所
人数:
14名
報告者:
(株)プレゼントデザイン 代表取締役 川端順也氏(県環境経営委員長/広島東支部)
文責者:
呉支部環境経営委員長 小松石油(株) 小松 弘昌

県環境経営委員長の川端氏をお招きし「なぜ環境ガチ勢になったのか?~ZEH(ゼッチ。エネルギー収支をゼロ以下にする家)が私たちにもたらすメリット」というテーマでご報告頂きました。
川端氏は幼少の頃からモノづくりが好きで、モノづくりをして喜ばれる仕事に就いたいということで建築士を目指したそうです。大学3回生だった時に阪神淡路大震災を経験。大阪の建築学生だったにもかかわらず、怖くて被災地には行けなかったそうです。
その後、被災地から逃げた負い目を感じつつも神戸で就職。マンション建設の現場監督に。住民の方々からは感謝され、もう決して逃げないことを決意されます。
しかし、一級建築士取得後、ワーキングホリデーで一年間滞在したニュージーランドで2011年2月22日に大きな地震が起きます。そして翌月の3月11日に東日本大震災が発生します。

宮城や福島など現地におもむいて感じたこと「津波には勝てないかもしれないが省エネで貢献できる」と2013年に独立されます。独立当初の経営理念は「持続可能な社会実現に貢献し子どもたちの未来を守る」。川端氏のおばあ様の言葉で「80年生きてきた人とこれから80年生きる人が出会うことは奇跡だね」。とても印象深い言葉でした。この言葉から経営理念が生まれたそうです。
独立後、全国規模の省エネ団体へ参画し、様々な省エネガチ勢と知り合いになります。また、一念発起してデザインを学ぶため通信制の大学院に通い、賞を獲得。しかし、経営の方はギリギリでやっていたそうで、環境ガチ勢になってどれだけ「良いこと」をしても儲からないと私自身(家族)が持続可能ではないと痛感したそうです。
プレゼントデザインは顧客へ経済的で快適な暮らしを提供しながら、子どもたちの未来を守れる社会づくりに貢献しています。
川端氏の話を聴いて、カーボンニュートラルは取り組みやすい会社とそうではない会社があると思いますが、私たち企業も地球環境に興味を持ち考えることが必要だと感じました。