I WILL 会社見学ツアー2024 夏
- 開催日時:
- 2024/09/20(金)
- 会場:
- I WILL
- 人数:
- 10名
- 報告者:
- (有)I WILL 代表取締役 安達 亮 氏
- 文責者:
- (株)プラス 酒井 裕次
2024 年某日、IWILL に尾道支部数名のメンバーで行ってまいりました。僕自身同友会のメンバーの会社見学に行くのはほぼ初めて?で、何気に楽しみにしていました。なによりも、このIWLL さんがある三原は、僕が高校時代3年間通ったエリアであり、その地域でどんな企業がどんなことをしているのか?ずっと気になっていました。
そんな小さなワクワクを胸に抱き、理事メンバーをはじめ総勢10 名ほどが集まる大盛況のIWILL 会社見学ツアー2024 夏がスタートしました
まず案内されたのは、コアとなる写真部門ではなくダンス部門。ちょうどこの時キッズたちのダンスレッスンが行われていて、元気よく子どもたちが軽快な動きでダンスを習っていました。僕たちが空気に飲み込まれそうになるなか、子ども達に熱い視線を送る女性が。一見保護者の方かな?と思うと、安達さんのお母様でした。聞けばこの教室は、安達さんのお母様が始められたとのこと。
でも、なぜ写真屋がダンス教室を?もともとお母様は保育の業界にいらっしゃったらしく、この事業をずっとやりたかったとのこと。確かに、小学生低学年のクラスがいきなり入ってきた大人たちを横目に溢れる笑顔で目一杯踊っている、しかも、建物の上階に行くと教室に参加していない待機している子ども達が集まって、みんなで宿題などをしている。
教室もとてもきれいに整備されていて、この教室(事業)で何をめざすのか?が初見でもヒシヒシと伝わってくる空気感がある。ダンスがしたいというより、ダンスを通じてこうなりたいというビジョンに人が集まってきている気がしました。まさに、納得です。
続いて、本丸である写真館へ移動。僕も写真や映像に少なからず関わってはいますが、僕の業界とは少し違い、フィルムからデジタルへほぼ完全移行する中、こういう現像を中心としてきた写真館はどうしているんだろう?というのをずっと聞きたくて。で、質問をしようと思ったら、まさに安達さんの方から全体の収益バランスや今までの業界の流れなど、本当はいいたくないだろうな…なんてことも全て話してくれました。
その中で、一番印象に残っているのは、とにかく安達さんが目の前のことに逃げず向き合っていること。それは売り上げや仕事などの状況だけではなく、とにかくスタッフさんに向き合い、話をしていること。やはり経営者、社員さんには色々と気を使います。しかし、良いことは良い、それでもダメなことはダメ、それをしっかり勇気持って話をして納得してもらってます。やはり社員もみんな人間、関係性が悪くなり辞めたりすることも多々あるかと思います。どうしてかなと、話を聞きながら実はずっとそのことを考えていたのですが、答えは彼の話し方にありました。よくよく聞くと、安達さんはスタッフさんに対し「自分が」が主語ではなく「会社は」という、個人感情ではなく、これまた企業ビジョンで話をしていたということ。自分がやりたいことではなく、会社でここをめざすのだということ。似て非なる伝え方。まさに、コレだと思った瞬間。この日一番の学びになりました。
それから上階のスタジオへ移動。ここも他のスタジオにはない思い切ったリノベーション、いや、リイマジネーションされており、改装というよりはコンセプトから創造されている作りになっていました。何気に過ごした三原に、こんな物語があったなんて…本当に会社は人に会ってみないとわからないな、そんな学びの企業見学になりました。
安達さん、ありがとうございました。10 月の経営フォーラム、第8分科会安達班座長、精一杯やらせてもらいます!この安達劇場の続きは10 月にあります、みなさんぜひご参加下さい!