「人と紡ぐ浪漫 ~願えば叶う、神原真樹のマインドセット~」広島西支部青年部会
- 開催日時:
- 2024/09/10(火)
- 会場:
- ひと・まちプラザ、Zoom
- 人数:
- 54名
- 報告者:
- (株)浪漫珈琲 神原 真樹 氏
- 文責者:
- ケーズクリエイト 吉川 容持
座右の銘は「願えば叶う」と語る神原氏。自身の思いを叶えるため原動力とマインドを「熱」と「マインドセット」と表現。今までの振り返りをしました。
学生時代は京都の料理屋でのアルバイトに熱量を持っていたそうで、当時の料理長が素敵な人で今でも忘れられないほど影響を受けたとのこと。
その料理長が解雇され、神原氏の熱量も消失してしまいます。そんな時読んだ本に書いてあった「迷子の3原則」を思い出します。
「迷子の3原則」
1 今どこにいるの?
2 どこに行けばいいの?
3 どうやって行けばいいの?
この3点が揃うと迷子状態です。
そんな神原氏に転機が訪れます。父上に誘われてブラジルへ視察旅行に行き、そこで衝撃を受けます。コーヒーの魅力と父の偉大さです。
2015年に取締役に就任するタイミングで同友会へ入会します。そこで班長を経験され支えてくださった副班長から優秀な右腕の重要さ、トップが熱を伝え続ける重要性に気づきます。
2020年に代表取締役に就任と同時にコロナ禍へ突入。休業を余儀なくされ苦しい中でも地元のお客様に支えられ自分たちがやってきたことは間違っていなかったと確信した神原氏はここで「迷子の3原則」を使います。
1 今どこにいるの?→現在地 現状把握
2 どこに行けばいいの?→目的地 ビジョン
3 どうやって行けばいいの?→手段 戦略
それぞれ経営に置き換え一つ一つ分析し、困難に立ち向かいます。加えて同友会での学びを自社へ取り入れ、委員会制度を作り、社内の組織体制も変更しました。
長引くコロナ渦で債務超過に陥るなど多くのピンチを神原さんの熱量とマインドで乗り越えられ出資を受け、なんとか会社を守りV自回復を達成しています。
氏が大切にしているマインドに「売上を下げないためには」という言葉があります。売上を下げないようにと考えることで既存顧客の顔が浮かぶと語る氏。顧客満足は「人」にしか作れないので、リピーターを大切にし、質の高いQSTの提供を心がけているそうです。
最後に氏自身が報告作りの中で大切にしていることは常に自分自身に問いかけること、一つ一つポイントを見て理解すること、と紹介。熱の根源と思いの根源は「どんな人生を送りたいのか」にある。仕事は人生の一部であり自分はその一員である。「願えば叶う」強く思うことが大切、という言葉で締め括りました。
今回の例会作りに携わり右腕の重要性、強い組織作り、困難を乗り越えるマインド等多くの学びがありました。これ等の学びを活かし自分自身の成長と事業の発展に繋げたいと思います。