「言いにくいことを言わずに心を動かす『伝え方』」尾道支部女性部会
- 開催日時:
- (土)
- 会場:
- 学びの館ローズコム
- 人数:
- 114名
- 報告者:
- アカネアイデンティティズ(株) CEO 加藤 茜愛 氏
- 文責者:
- NPO法人 いきいきサポートのあ 河野 真理
例会のテーマです。すごく魅力的だと思いませんか?この例会へ参加したいと思ったのは、このテーマに大きく心を引かれたからです。
加藤さんはANAの客室乗務員をへて、現在はアカネアイデンティティズ(株)を設立し、講演や研修をされています。客室乗務員だった頃のエピソードやいろんな場面での対応の仕方によって何が変わるのかなど、実際の経験したことも話していただきました。心を動かす伝え方の前提にあるのは相手を尊重することです。尊重していることを伝える為には態度や表情で敬意を表さなければ伝わりません。微笑みを持ち相手に寄り添う表情、視線を合わせ、呼吸を整え、身だしなみや姿勢で外見を魅せ、心構えを持ち内面を重ねる。そうしてまずはきくことから始める。
きくとは先入観を持たず、自分の見方や考え方で解釈をしない。相手が発する言葉以外のもの( 感情・感覚) を感じ取る。これが、相手の心を動かす魔法の伝え方につながります。
日常生活は伝えることの繰り返し。その中で誰に言ったか、誰がやったかなどを気にしすぎて目指すところがずれている。何を目指すのかと考えると、どんなことを誰に伝えたいのか・本当に伝えたいことは何なのかを考え、自分の伝え方を変える価値が見えてくる。おのずと伝え方も変わってくると話されました。
以前より言葉は自分が発した時から受け取った相手のものになっていくと思っていました。自分が言葉にのせた思いとは違う捉え方をされることも多々あり、伝え方・言葉選びの難しさを常日頃、実感しています。どんな言葉を選べば、相手に気持ちが伝わり形になっていくのかはまだまだ試行錯誤ですが、講演をきき、相手の立場に立って物事を捉えることの大切さを改めて感じました。言葉は言霊で、魂が宿ります。その言葉を浴びる自分も周りも大事にしたいと思いました。
講演の中で私が目指したいと思ったもの、それは「きく」の進化(深化) です。
聞く→聴く→訊く→効く→利く
今の私のきく( 姿勢) はどこなのか?とても考えさせられました。