「仲間と共に未来をつくる! ~全国を見据え地域ブランドへ~」福山支部K地区会
- 開催日時:
- 2024/09/04(水)
- 会場:
- ローズコム
- 人数:
- 13名
- 報告者:
- (株)アーティストリー 代表取締役 水戸 勤夢 氏(愛知)
- 文責者:
- せとうち経営相談(同) 棚田 勇作
K地区の9月地区例会は、9月4日に開催された福山支部例会に合流させていただきました。
初めて福山を訪問された報告者の水戸氏は、福山城と大和ツキ板産業(株)を見学され、その後、同友会での活動や経営の実践についてお話しくださいました。
氏は、名古屋近郊の春日井市で企業を運営され、同友会における勉強の重要性や、理念に基づいたブランド構築の経験を語ってくださいました。特に印象的だったのは、理念を実践し続けた結果、新規事業が既存事業の売上減を補い、業界の厳しい市場環境を乗り越えられたというお話です
春日井市と福山市の製造業には共通点が多く見受けられます。両市とも地域に根ざし、製造業を中心に発展してきた経済基盤を持っていますが、単に市場のニーズに応えるだけではなく、独自の技術力や高付加価値の製品を追求し続けています。水戸社長のお話にもあったように、オリジナリティを持ち続けることが競争力の源であり、厳しい市場環境を乗り越えるための鍵である点は、福山の製造業に携わる多くの経営者にとっても共感を得る部分であったと思います。
また、水戸社長が社員とのコミュニケーションを大切にし、BBQ大会などを通じて信頼関係を築いている姿勢や、離職率の低さ、社内でのビジョン発表会を継続的に開催していることなど、人を活かす経営がいかに大切かを再認識させられました。
水戸社長の経営指針や、独立から現在までの歩みを聞き、参加者からも「社員をどのように巻き込んで経営指針を進めているのか」など、具体的な質問が多く寄せられ、質疑応答も非常に活発に行われました。
最後に、グループ討論では、各参加者が経営に対する考えや取り組みを共有し合い、今後の課題や目標についてディスカッションを行いました。「付加価値と人が大切」という点で多くの共感を得られ、具体的な事例を交えた有意義な時間となりました。
今回の例会を通じて、経営者としての新たな視点を得ることができ、今後の実践に役立つ貴重な学びを得られたと感じています。