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2024.11.20

「失敗から学びはあるのか!人生と仕事の失敗を考える」広島中支部中①地区会

会場:
aruhi_morinonaka
人数:
51名
報告者:
(株)オキデザイン 沖 宣行(おき のぶゆき) 氏
文責者:
(株)ロードワン 神田 正

中①・中③④地区合同例会に、51名が参加しユーモアも交えながら参加者をクイズ形式で指名するなど一体感を感じる例会となりました。沖氏は冒頭「失敗からの学びは無いと考えていた」と切り出し、自身の不遇な生い立ちを赤裸々に語って頂いた。そして22歳でデザイナーとして就職、29歳の時にカリスマ的な社長に出会い「ギミック」へ転職すると、「八天堂」のロゴマークをデザインするなど順風満帆と感じた生活を送るが、ギミックが突然解散となり・・42歳で起業に至った経緯を説明。

起業後に、中①地区会:原田氏の強い勧めで同友会に入会。経営労働委員会で勉強し、経営指針書も作成すると[高評価]を受け、社員募集を決断。(現在3名)
そして、これまでの失敗の原因を【方針・ビジョンの欠如/社長と社員のコミュニケーション不足】と捉え、社員に“やりたくない仕事”についてヒヤリングを行い「社員の個性を最大限発揮させる事」をビジョンとして実践すると新たなビジネス《顧客のVISION MAP作成》や《顧客と一緒に商品開発(コンサル的なフォロー)》の獲得に至った事も詳細に報告。

沖氏は冒頭の「失敗からの学びは無いと考えていた」について、今は「失敗しても良いと思える失敗をする」と話し、<失敗する=行動している結果>であり「それは学びである」と締めた。
社員と「やりたくない仕事」をテーマにしてヒヤリングを行うことは、同じ経営者として非常にリスキーに感じて驚きました。それを実践して良い結果を生んでいる事は、沖氏の「経営方針・ビジョンの明瞭・共有化」とともに「これまでに培われてきた人間性」に裏打ちされたものだと感じました。