「指針書で作るチームビルディング」広島西支部青年部会

永本建設（株）の常務取締役である永本和磨氏は、父であり同友会会員でもある現社長から3年後に事業承継を予定しています。入社当初は「社長の息子」として周囲の視線に悩んだものの、数々の改革を実施し、来月には理想の組織を目指すための経営指針書を発表予定です。今回の例会では、指針書の内容ではなく、その作成を決意するに至った過去の出来事について報告が行われました。

学生時代や（株）零での経験、永本建設入社後に気づいたことを通じて、指針書が組織の生産性や主体性、やりがいに大きな影響を与えると実感し、初めの就職先でも指針書に社員として触れた経験もあり、会社のために必要だと判断。時間を掛けて、チーム作り指針書作りの為の土壌を作って行きました。
さらに「完璧な指針書でなくても、まず行動することが大切」という想いから、仲間と共に成長させるプロセスに価値を見出し、経営指針書に挑戦する第一歩を踏み出すことの重要性を訴えました。「自分にもできるかもしれない」と感じてもらうきっかけになればとの想いが込められた報告でした。