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2024.11.26

「従業員との関わり合い」福山支部B地区会

開催日時:
2024/10/15(火)
会場:
ローズコム・Zoom
人数:
48名
報告者:
アイゼン商事(有) 土橋 翔 氏
文責者:
(株)明和 藤井 利彦

報告者の土橋氏は、自身でもカドリー(株)という別事業を立ち上げています。アイゼン商事を継承するにあたり、タイトルにもある従業員との関わり合いについて、自身が感じていることや従業員が思っていることなどを踏まえての発表でした。
従業員満足度(ES)の向上のために取り組んでいる事として1つ目は、労働時間での取り組みがあるそうです。廃棄物の定期回収の業務では、早朝 4 時台から勤務している従業員さんなどもいるため、労働時間を8 時間と決めてしまうと、ワークライフバランスなどにも影響が出るため、時間にとらわれずフレキシブルに対応し、合わせて、業界イメージである『きつい・汚い・危険)』から『キレイ・気持ちい・かっこいい』へと変える取り組みも行っているとの事でした。

2つ目は、福利厚生制度の充実です。交通費や食費の補助・退職金制度の整備も充実させているようです。また、保険型退職金制度を活用し、従業員の万が一の保障や退職金の計画的な準備をすることで、本人だけでなく、ご家族からも安心して頂け、定着率のアップにつながっているそうです。
3つ目は、従業員同士のコミュニケーションや経営陣とのコミュニケーションに関する取り組みです。○○会と担当の方の名前をつけたりして食事会などを行う事で、個人の主体性や自主性を高めることができているそうです。

4つ目は、勉強会の開催です。リテラシーの向上や自己防衛について、今後に備えて金融に関する知識などの向上も従業員さんにも図ってほしいと勉強会を開催し、一緒に学ぶことで共に成長できる環境も構築しておられるようです。
こうした取り組みを行う事で、生産性の向上や顧客満足度の向上・人材の定着など様々なメリットが生まれ好循環を生み出せているとのこと。退職理由の上位を占める人間関係や労働環境を従業員とともに改善することでリファラル採用(従業員や社外の信頼できる人からの紹介)を得ることが出来、採用コストも下げることを実現しました。

今後はパッカー車の装飾などを行い企業ブランデング・業界イメージの向上も推進していくとのことでした。
今回の発表を通じて、自社の取り組みを今一度見直すいい機会となりました。聞いて終わりではなく、しっかり持ち帰り行動していきたいと思います。