2024.12.20
テーマ:「FACTORYからWACTORYへ〜経営者が考える新しい社員の働き方~」広島東支部南④地区会
広島東支部
活動レポート
経営改善勉強会
- 開催日時:
- 2024/11/20(水)
- 会場:
- ひと・まちプラザ
- 人数:
- 51名
- 報告者:
- 新和金属(株) 新谷 浩之 氏
- 文責者:
- (有)明文社 掛江 明文
新谷さんの報告は、社員が前向きに働ける環境づくりに焦点を当てたものでした。新谷さんは3代目としてメッキ加工会社を継承し、社員が流れ作業中心の環境で働きがいを感じる難しさを痛感。そこで「WACTORY」という造語を生み出し、従来の「枠を取り除き」社員がワクワクしながら働ける会社をめざす取り組みを始めました。
具体的な施策として、本業以外に社員がやりたいこと(例:農業)を支援する「WACTORY企画」を導入し、多様性を尊重し、偏見を排し適材適所で能力を発揮できる環境整備などを進めています。
また、「和」を重んじ、年齢や立場に関係なく意見が言える雰囲気を大切にしています。
これにより、社員が自分の意見やアイデアを自由に表現できるようになり、会社全体の創造性と生産性が向上しました。
さらに、創業者の奥様の時代から続く障害者雇用の伝統も守り、障害のある方々が高いレベルの仕事に従事できる環境を整えています。障害者の就労支援事業を通じて、社員の働きがいや幸福度の向上にも尽力しています。
これらの取り組みによって、社員一人ひとりが自分らしく働ける環境が整い、全体の士気が高まっているようです。この報告を聞き、私は(生きるとは何か)(働くとは何か)(幸せとは何か)を深く考える機会を得ました。
報告後のグループ討論では、参加者が自社の「枠」をどのように取り払っていけるかについて議論し、「ワクワク」する会社づくりについての理解を深めました。