2024.12.20
「家業から事業へ『プレーヤー社長からの脱却』自走する小さな組織(チーム)をどう取り組めばよいのか? 組織作り教えてください?」福山支部G地区会
福山支部
活動レポート
経営改善勉強会
- 開催日時:
- 2024/11/20(水)
- 会場:
- ローズコム
- 報告者:
- 森本工業(有)森本 勉
- 文責者:
- (有)かの石材 狩野 寛和
僕は凄く意外だったのですが、体験発表のスタートは、同友会G地区で関わった方が言われた言葉でした。例えば「森本さん、従業員を家族のように愛しなさい」「結局何がしたいんじゃ」「森本さんに夢はあるんか?」そんな言葉が会社経営に対しての軸になっている事からスタートします。
森本工業さんの業務は、製缶業の業種で、鉄、ステンレス、その他金属関連の溶接や曲げ、切り出し等を基本に行っている工場で、本人曰く、昔ながらの鉄工場。
個人商店であったお父さんが立ち上げ初代で、個人商店の独特の社風(社長が全てに関わり、こなす流れであった)が、組織が大きくなる中で、及び仕事量がだんだん増えていく中で、全てを自分がやっている組織体制に『本当にこのままで良いのだろうか』とずっとジレンマはあったそうです。
以前から取り組んでいた個人商店からの脱却として助成金の活用による機械導入により、今まで外注に出していた分をあえて内製化をすることによって利益率のアップ。外国人実習生の導入による働き手の確保。業種の偏りのない受注体制。などをパワーアップさせた上での仕組み化等への挑戦。新しく従業員を入れるために職場環境の変化(トイレ改修、工場冷房施設導入)など、バイタリティーに溢れる内容でありました。
今後は組織図を明確にし仕事の流れ組織を作っていく。給与面で同業者の中でも高い設定をして、現在従業員平均540万から平均600万を5年以内に達成するのが目標との事です。
個人商店の当社には、眩し過ぎる発表であり、「また頑張ろう」をもらえる体験発表でした。